突然ですが、読者の皆様は、英語でオナニーをなんというかご存知でしょうか
(ご存知かもしれませんが)オナニーという言葉は英語ではありません。
自慰行為を英語で表現するとmasterbation (マスターベーション)と言います。
それでは結局『オナニー』という文字列は何語なんでしょうか。
答えはラテン語。
旧約聖書の中の「創世記」という部分に
現在のオナニーの語源になった人物、『オナン』のお話があります。
オナンは男性で、エルというお兄さんがいたのですが、
エルは神様に罰を食らって早死にをしてしまいます。
オナンはエルが死んでしまった後、自分の父親に
「エルの妻だったタマルと結婚して、2人の間に子どもを作りなさい」
と命令されてしぶしぶ結婚し、SEXまではしようとするのですが、
最後にわざと自分の精液を膣内射精せず、外に出したのです。
せっかくSEXまではしたのに膣内に精子を出さないのであれば
オナンとタマルの性行為は生殖目的ではなくただ快楽を求める行為である。
オナンのこの行為は神様にこう見なされてしまい
オナンは結局神様に処刑されてしまいます。
このように正確に言えばオナンの行動と自慰行為はあまり関係ないのですが
オナンの行動もオナニーも
「生殖目的ではなく、快楽目的(オナンの行為はそうとも言い切れませんが)」なので、
広く自慰行為をオナニーというようになったそうです。
このお話を読んで始めのうちは
「お兄さんの奥さんを取ったりしないオナンはいいやつじゃないか」
と私は思っていたのですが、どうも本当のところは少し様子が違うようです。
なんとオナンは、彼とタマルとの子供ができてしまうと
エルの遺産が産まれた子どもに相続されてしまうので
それを恐れて膣外射精をしたとのこと。
同情して少し損した気もしますが、
実際私がオナンだったら…やっぱりお金に目がくらむのかなとも。
全く関係がないのですがこの話を読んで純粋にお金って怖いなと思ってしまったK子でした。