いつもお読みいただきありがとうございます。
オナコラ.com執筆者のK子です。
母の病室においてきてしまったので、随分間が空いてしまいましたが
今日は久々にオナニーの歴史について語っていこうと思います!
今まで何回にもわたってご紹介しているティソのオナニスムですが
この本は決して現在のK子のような「キワモノ好き」のための本ではなく、
実は当時のヨーロッパのベストセラーでした。
1758年にラテン語で最初に発行されたオナニスムはその後
→フランス語(1760)
→イギリス英語(1772)
→ドイツ語(1785までに4版)
→アメリカ英語(1832)
と、それこそ西欧諸国の国境をまたいで翻訳されていた本だったのです。
ではなぜ、オナニスムや、オナニスムによって生まれた「オナニー害悪論」は
広く人々に受け止められたのでしょうか。
実はこの時期に反オナニーの考え方が広く広まった理由には次の3つの時代背景が関係していると、
医学史研究専門家のE.H.ヘアーは結論づけています。
という理由だとのこと。
オナニーを否定することによって当時の人々は
「人の気が狂ってしまうのはオナニーのせいだ」と
数々の災いの原因をオナニーに結論づけることによって
それまでの”神様”に代わる新しい考え方を生み出そうとしていたのでしょうか。